新天皇の即位に伴い、最大で10連休となる今年のゴールデンウイークが話題となっています。今朝の朝日新聞によると、海外旅行に予約が殺到し、すでに欧州行きはほぼ完売、北米やハワイ行きも予約率が90%を超えているそうです。
楽しみにしている人がたくさんいる一方で、不安に思っている人も多いはず。実は私もその一人です。
【今年のゴールデンウイーク】
4月
27日(土)
28日(日)
29日(月・祝) 昭和の日
30日(火) 国民の休日(※祝日に挟まれたから)
5月
1日(水・祝) 皇太子様即位
2日(木) 国民の休日(※祝日に挟まれたから)
3日(金・祝) 憲法記念日
4日(土・祝) みどりの日
5日(日・祝) こどもの日
6日(月) 振替休日
今年のゴールデンウイークは上記のような並びとなり、土日休みの人であれば10連休となります。週休完全二日制ではない当社のような会社でも9連休です。
ただ、多くの国民が旅行に出かけたり、休日を楽しんだりするということは、レジャーや飲食業などに従事している人は休めないということ。ガソリンを給油所等に運んでいる当社でも、全社員をすべて休みにするわけにはいきません。給油所のガソリンが売れ切れとなってしまい、みんなが車で出かけることができなくなってしまうからです。
一部の社員は連休の浮かれムードの中、気を引き締めて働かなければなりませんし、会社としても特別な手当を支払う必要があるでしょう。
お父さん、お母さんが仕事で休めないという家庭も大変です。出かけることもできないし、子供の保育園、学校はお休み。家で10日間もどうやって過ごすのか、今から心配されている家庭も少なくないのではないでしょうか。
今回は新天皇の即位に伴う休みということで仕方がない面はありますが、私は元々、政府が休みを全国一律に決めること自体に反対です。
正月くらいは別にして、土日休みとか、ゴールデンウイークにみんな休むとか、ただの非効率ではないかと思うからです。毎年ゴールンウイークに高いお金を払って出かけて、渋滞にはまって。。。なんでそんな無駄なことをしなきゃいけないんでしょうか。
今年のゴールデンウイークは海外旅行が盛況だと書きましたが、ハワイへの往復航空券が50万円という驚きの情報もあります。人が殺到したために普段よりも3~5倍になってるというのです。国家全体としてどれだけの無駄が発生するのか、と思ってしまいます。
接客業はすでに土日とか関係なくなっていますし、働き方も多様化しているし、曜日、休日に関係なく、もっと自由に、分散して休めるようにすればいいと思います。いわゆる休日の分散化です。かつて、こういう議論の中で、地域ごとにゴールデンウイークの期間をずらすという案が浮上しましたが、それもバカらしい。その地域の人たちが一斉に休んだら、遠出する人を除けば大して変わらないじゃないですか。
話題がずれましたが、これから10連休の話題がますます盛り上がるでしょう。ただ、決して喜んでいる人ばかりじゃないっていうことを、政府も認識して欲しいなと思います。
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